February 2014
February 28, 2014
かぷらぼ!定期更新しました【公正証書遺言のメリット・デメリット】
前々回更新分の「公正証書遺言のメリット」、前回更新分の「公正証書遺言のデメリット」についての解説です。
公正証書遺言のメリットは、自筆証書ではデメリットになっていた部分の裏返しが中心です。
まず、公証人という専門家が遺言書を作りますので法的不備による無効が非常に少ない点です。
公証人の先生は、今までに何度も公正証書遺言を作ってきていますので、具体的な書き方に関する心配はほぼ無いといえるでしょう。
次に、紛失や隠匿、改ざんのおそれがありません。
公正証書遺言の原本が公証役場で保管されますので第三者の手が入らないためです。
これら2点のメリットからいえることが、自筆証書遺言よりもより確実に実行されることが期待できることです。
遺言は、性質状うまくいかなかったら改めて作り直すといったことができませんので、ココは非常に大事なポイントです。
また、公正証書遺言は家庭裁判所での検認手続きが不要です。
さらに、自筆をするわけではないので、病状等により字を書くことが出来ない場合でも作成できます。
さて、このようなメリットがある公正証書遺言ですが、最大のデメリットは費用です。
詳細は日本公証人連合会のホームページに記載されていますが、公証人に対する手数料だけでも数万円~十数万円はかかってしまうかと思います。
また、専門家に依頼するとさらにプラスで報酬が発生しますので、決して安いものではありません。
費用以外にも手間も相応にかかります。
原則として、公証役場に出向く必要があります。
公証人に出張を依頼することもできますが、割増の手数料や日当、交通費などが発生してしまいます。
証人が2人以上必要というのも何気に手間です。
安易な人選もできませんので、行政書士等の専門家に依頼したり公証役場で紹介してもらうほうが良いでしょう。
また、遺言内容を完全に秘密にすることができません。
公証人や証人が立ち会う関係で、彼らには遺言内容が知られてしまいます。
もちろん守秘義務がありますが、こういった意味でも人選は大事です。
以上、メリットとデメリットを解説してきましたが、それでも私たちは公正証書遺言をオススメしております。
何と言っても、一番確実に遺言が実行されることが期待できるのが公正証書遺言だからです。
毎週月曜定期更新の「かぷらぼ!」はこちらから!
http://caplab.akari-gyosei.com/
February 11, 2014
February 10, 2014
かぷらぼ!定期更新しました【公正証書遺言とは】
今回から2つめの遺言の方式、「公正証書遺言」についての紹介です。
公正証書遺言は文字通り「公正証書」で作成する遺言の方式です。
では「公正証書」とはなんなのか…?
「公正証書」とは法律のプロである「公証人」の作成する公文書です。
ちなみに「公証人」は元検事や裁判官などで実務経験を積んだ人の中から任命されます。
法律のプロの作成する書類ですので、形式面において遺言書が無効となるおそれが非常に少なくなります。(人間がやることなので無いとはいいきれないでしょうが…)
やり直しがきかない遺言においては一番安心確実な方式です。
公正証書遺言の作成の流れは、民法969条により
(1)証人2人以上の立ち会いのもと、
(2)遺言者が遺言の趣旨を公証人に口授(くじゅ)し、
(3)公証人が遺言者の口述を筆記し、これを遺言者及び証人に読み聞かせ、又は閲覧させ、
(4)遺言者及び証人が、筆記が正確なことを承認した後、各自これに署名押印し、
(5)公証人が必要事項を付記して署名押印
となります。
遺言者が話すことが出来ない場合、遺言者または証人の耳が聞こえない場合の特則も民法969条の2に規定されています。
また、病状等で公証役場に行くことが出来ない場合には、別途費用が発生しますが公証人に病院等に出張してもらうこともできます。
細かいメリットとデメリットはまた次回以降に。
February 09, 2014
福原香織とRABのミニライブ&チェキ撮影会に行ってきました
金曜夜からの大雪で自宅付近は30cm以上積もりました。
自分の記憶の中ではここまで積もったのは記憶に無いですね。
そんななか、福原香織とRABの1st ミニアルバム『売れたい!』予約者限定イベントのミニライブ&チェキ撮影会に行ってきましたよー。
場所は表参道のavex本社ビルです。初めて行きました。
渋谷近辺の雪もまだだいぶ残ってはいたのですが、地元橋本あたりと比べたらかなり少なかったです。
時間も余裕があり、すでに靴も中までびしょびしょで諦めの境地だったので悪路の中渋谷からは徒歩で向かいました。
だいたい25分くらいかかったかな?
イベントは 『売れたい!』収録のうちの2曲のミニライブとその後にメンバーの一人とチェキ撮影ができるというものでした。
やっぱり生で聞くと楽しさが違いますね。
久しくライブにも行ってなかったのですが、トークも含めてとてもおもしろかったです。
チェキ撮影は福原さんと撮らせてもらいました。
その際にちょっとだけお話しましたが、RABメンバーのマロンさんにキャラクターを描いてもらった「かぷらぼ!」も見てくれていたそうで、非常にありがたい限りでした。
ひょんなきっかけで知った福原香織とRABですが、今後の活動にも期待しています。
是非がんばって欲しいですね。
February 04, 2014
かぷらぼ!定期更新しました【自筆証書遺言を作るポイント】
サイト更新は一昨日ですがようやくブログも更新~。
かぷらぼの定期更新、今回はいよいよ自筆証書遺言を実際に作る際のポイントです。
自筆証書遺言は紙とペンと印鑑があれば作れる、とは度々申し上げてきましたが、実際には遺言を作るに当たって大事な準備があります。
それは相続人が誰であるかをはっきりさせておくこと、相続財産となるものをもれなくリストアップしておくことです。
これはどの遺言の形式を選択するにしても大切なことです。
相続財産のリストアップの際には、不動産等の評価もしておかなければなりません。(とはいえ相続開始の時とはまた変わってしまうはずなので大まかな価格でいいかとは思います)
遺言書を実際に書き始める前に下書きはしておくべきです。
書く内容を把握するためにも、ミスを減らすためにも大事なことです。
また、訂正する際の方法も間違えないように気をつけてください。
ただし訂正があまりにも多くなってしまったら1から作り直すことも必要です。
訂正が多すぎる遺言書は読みづらいうえに見た目もよろしくありません。
最後に封筒に入れる際に、封筒に家庭裁判所での検認が必要である旨を書いておきましょう。
安易に開封したりしないよう警告するとともに、この遺言書をどうすればよいのかが一目でわかります。
遺言書は形式を問わず何度でも書き直すことができます。(その前後関係がわかるように日付を正確に書く必要があるのですね)
遺言をしたタイミングと実際に亡くなるタイミングでは、相続財産も変わっているかもしれませんし、相続人も変わっているかもしれません。
遺言書は一度作っておしまいではなく、節目節目で内容を確認して、現実に即すよう必要に応じて作り直すことも大事です。