July 20, 2014

「かぷらぼ!」更新分のまとめ【付言事項】

だいぶ久しぶりの更新になってしまいましたが、「あかり行政書士事務所 かぷらぼ!」の付言事項のまとめです。

これからまたちょっと更新をこまめにやっていこうと思います~。


さて、今回の「付言事項」とは、遺言者の想いを書き連ねるものです。

あくまでも想いですので、法的根拠はなく、法的な効力もありません


ではなぜ付言事項を残すのか…?

付言事項は遺言通りの相続をしてもうための大事な潤滑剤といえます。

遺言をする、ということは法定相続とはことなる相続を希望するということです。

結果、得をする人と損をする人がどうしても出てくることになります。


”預金1,000万円のうち、一郎には300万円、次郎には700万円を相続させる”


たとえば、この遺言を一郎さんが発見したとき、一郎さんはどうするでしょうか。

相続人が一郎さんと次郎さんのみと仮定したとき、法定相続分どおりならば一郎さんも平等に500万円を相続できるはずです。

自分が損をする遺言なんて、もしかしたら捨ててしまって無かったことにしてしまうかもしれません。

また、自分が有利になるように書き換えてしまうかもしれません。


つまり、相続分に差を付ける理由もなしに人は納得できない場合があるということです。

もちろん一郎さんが親の遺言を尊重して、損を承知で受け入れてくれることもあるでしょうが…。


ここで付言事項の出番です。

遺言に次のような付言事項が添えてあったらどうでしょうか。


"一郎は大学に進学させて好きなことを勉強させてやることができた。
しかし次郎が進学するときは、私がリストラにあってしまい、大学に行かせてやることもできず、好きなこともやらせてあげることができず、大変な苦労もさせてしまった。
だから、次郎にはせめて一郎よりも少し多めに相続させることにした。"


どうやらこの遺言の背景には、このような事情があったようです。

最初に申し上げたとおり、この付言事項は「お願い」に過ぎず、法的な拘束力はありません。

これで納得するかどうかは一郎さん次第ですが、それでも有ると無いではまったく違うことがおわかりいただけるかと思います。


また、付言事項ではほかにも、生前の感謝の想いを伝えることもできます

たとえば、長年連れ添ってきてくれた最愛の伴侶に最大限の感謝を記す。
遺しゆく家族に、今まで楽しく過ごすことができたことを伝える。
 まだ幼い孫の将来を案じる…。
これらがもし遺言書に書いてあったらどうでしょうか。
亡くなってしまった方の、本当に最後の気持ちです。
遺された家族も、少しは安心した気持ちになれるのではないでしょうか。


あまり難しく考える必要はありません。
 ただ簡潔に、「長い間、本当にありがとう」とでも書いてあるだけでも遺言書の持つ力がまるで違うと思いませんか。


遺言書というと、堅苦しい法律文書をイメージしてしまうかもしれませんが、このような人の想いのこもった遺言書も作ることができます。



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eals_earthbeat at 10:41│Comments(0)TrackBack(0)行政書士 

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