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September 04, 2015

「かぷらぼ!」更新分のまとめ【相続手続き ~戸籍収集編・その3~】

だいぶ間が空いてしまいました…。

戸籍収集編その3、今回は戸籍に関する用語の解説です。


まず戸籍は「本籍」と「筆頭者」で管理されています。


本籍」は前回紹介したとおり、戸籍事務を管理する市町村を示しています。
例として、「○○市○○1丁目○番地」といった感じです。

戸籍事務を管理している市町村は、この本籍を見ればわかるのですが、1点だけ気をつけなければならないのは、昔の戸籍は当時の市町村名で書かれていることです。

市町村の合併等で、現在は存在しない市町村が本籍に記載されている場合があるのです。

その場合は、現在はどこの市町村に属しているのかを確認する必要があります。

例を挙げると、相模原市の場合は「神奈川県高座郡相模原町」などと記載されている戸籍があります。


さて、次に「筆頭者」とは、その戸籍の代表者のことです。
以前は「戸主」と呼ばれていました。
この言葉の方がピンと来る人も多いかも知れません。

戸籍は、この筆頭者を中心に「その家族」の内容が記載されています。

より具体的にいうと、「筆頭者本人」「その配偶者」「筆頭者の子」が同戸籍に存在します。

なお、これは現在の戸籍の場合の話で、昔の戸籍は筆頭者(家長)を中心に、甥姪や孫まで同一の戸籍に記載されていることがあります。

戸籍の見方は慣れていないと難しいこともあるので、戸惑ってしまうかもしれませんね。


次は戸籍自体の種類の解説です。

戸籍には3種類があります。

①現在戸籍

②除籍

③改製原戸籍


まず、①の現在戸籍は、大雑把に言うと現時点で最新の戸籍のことです。

戸籍に在籍する人が1人以上いる状態の戸籍のことです。


②の除籍についてですが、まず「除籍」という言葉は2種類の意味を指します。

ひとつめは、戸籍に在籍していた人が何らかの理由で戸籍から抜けることです。

婚姻、死亡、養子縁組で他の戸籍に入る…などの場合に、該当の個人が除籍されます。

ふたつめは、その戸籍のすべての人がいなくなってしまった戸籍のことを指します。

後者は、明示的に示すために「除籍謄本」と呼んだりしています。


③の改正原戸籍は「かいせいげんこせき」と読みます。

ただし、口頭だと「現戸籍」とややこしいので、「はらこせき」と呼ぶことが多いと思います。

戸籍は、戸籍法の改正に伴って何度か書式が変わっています。
改正によって新しい書式の戸籍が作られることを「改製」といいます。
改製されると、前の戸籍に在籍する人は、改製で作られた新しい次の戸籍に移されます。

そして誰も存在しなくなった、この戸籍が改製原戸籍です。



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